就職活動 2019 12 8

 今は、日本では、
大学3年生の就職活動が活発な時期でしょうか。
 これは、国際的に見れば、日本独特の仕組み、
いわゆる「ガラパゴス」のように見えるでしょうが、
今日は、そのことの是非を書きません。
 さて、多くの学生にとって、
自分に適性がある会社に就職したいと考えているでしょう。
 しかし、学生は、社会経験が短い、
あるいは、社会経験がないので、
自分にとって適性がある分野がわからないというのが現状です。
 社会経験が豊富な人から見れば、
「この会社は、あなたには向いていません。
あなたに向いているのは、あの会社です」と見えるのですが、
社会経験が少ない学生は、「いや、あの会社は、自分に向いていない。
自分に向いているのは、やはり、この会社である」と主張します。
 私自身の体験を話しましょう。
私は、大学時代、経済学や金融政策には、
あまり興味がありませんでしたが、
社会人になって、ある時、ある本に出合って、
「経済学とは、こんなに面白い学問だったのか」と夢中になってしまいました。
 また、多くの友人が課外授業で、
「コンピューター」という科目を選択していましたが、
私は、興味がなく、選択しませんでした。
 しかし、就職してから、
「COBOL」というプログラミング言語に出会い、
すっかりプログラミングに夢中になり、
仕事として、何千行か何万行かわかりませんが、
プログラム開発をしていた時期があります。
 友人からは、「いったい何学部を卒業したのか。
大学の学部の授業は、意味がなかったのではないか」と言われてしまいました。
これほどまでに自分は自分の適性を知らなかったという見本でしょう。
 ところで、このような問題が発生しないために、
人生経験が豊富な自分の両親に相談すればよいのではないかと思うでしょうが、
今の時代は、自分の両親は、たいてい時代遅れになっています。
 「キーエンス」に「ディスコ」
これを芸能事務所だと思った人は、時代遅れになっています。
日本を代表するハイテク企業どころか、世界的にも有名企業です。
 やはり、頼りになるのは、
大学の「就職キャリア支援センター」でしょう。
悩んだり、迷ったりしたら、支援センターへ行く。
順調に行っていても、経過報告で支援センターへ行く。
大学も、学生の期待に応えるべきでしょう。




































































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